HTMLコーダー案件の主な仕事内容
HTMLコーダー案件は、WebサイトやLP、キャンペーンページの新規制作と、既存ページの改修・更新が中心です。デザインデータ(Figma/Adobe XD/PSDなど)をもとに、PC/スマホのレスポンシブ対応を含めて画面を再現し、公開までの流れに乗せていきます。
運用寄りの案件では、CMS上での更新やテンプレートに沿った差し替え、商品登録やSEOの基本設定(タイトル・メタ情報)など、正確さとスピードが求められる作業が多く見られます。Shopify運用(商品・画像登録、PageFlyでのLP作成)や、大規模サイトの定常更新に近い役割もあります。
一方でフロント寄りの案件では、JavaScript(jQuery含む)によるUI実装や、既存CSS/JSの改修、コンポーネント化を含む設計面まで担当範囲が広がります。React/Vue/Nuxt/Next.jsなどの環境で、デザインシステム運用やコンポーネント実装、Storybook相当のドキュメント作成に関わるケースもあります。
HTMLコーダー案件で求められる必須スキル
必須になりやすいのは、HTML/CSSによるページ実装を一人称で進められる力です。レスポンシブ対応は前提として求められることが多く、既存コードを読みながら部分修正できること、テンプレートやレギュレーションに沿って崩さずに実装できることが重要になります。
JavaScriptの実務経験も要件に入りやすく、スムーススクロール、モーダル、トグル、フォーム周りの挙動など「よくあるUI」を実装・改修できるレベルが期待されます。案件によっては、jQuery中心での実装・運用、あるいはES2015以降の書き方を前提に簡単な処理を0から書けることが求められます。
また、Git/GitHubでのソース管理や、チーム内でのレビューを前提とした進め方が一般的です。リモートを含む案件では、進捗共有や確認事項のすり合わせなど、報連相の精度が成果物の品質に直結しやすいため、コミュニケーション面も必須要件として扱われがちです。
歓迎要件・評価されやすい経験
歓迎要件として多いのは、Sass/SCSSを使ったスタイル設計や、CSSの命名規則(BEMなど)に沿った保守性の高い実装経験です。ページを作って終わりではなく、運用で増えていく前提のサイトや、コンポーネント指向で組み立てる案件ほど評価されやすい傾向があります。
CMSまわりでは、WordPressのテーマ編集・自作テーマ開発、カスタム投稿やACFを用いた運用などが歓迎されます。EC領域では、Shopifyの運用経験や、PageFly等のアプリを使ったLP制作、場合によってはLiquidの知見があると仕事の幅が広がりやすいです。
そのほか、アクセシビリティ(JIS X 8341-3相当)に配慮した実装実績、表示速度やパフォーマンス改善、SEOを意識したセマンティックHTMLの運用経験も強みになります。マーケティング施策に近い案件では、GA/GTM、ABテスト、タグ実装(Adobe Target/Adobe Data Collectionなど)の経験が歓迎されることもあります。
開発環境・技術スタックの見方
HTMLコーダー案件の基礎スタックはHTML/CSS/JavaScriptで、CSSはSass/SCSSを併用するケースが目立ちます。エディタはVisual Studio Codeが前提になりやすく、バージョン管理はGit(GitHubなど)を中心に、ブランチ運用やプルリク対応を求める案件もあります。
制作・運用に関わるツールは、デザイン確認としてFigma/Adobe XD/Photoshop/Illustratorが多く、素材書き出しや軽微な調整までを含めて想定されることがあります。タスク管理はBacklog等のチケット管理、リモートではチャットツールやオンライン会議を用いた連携が前提になりやすいです。
案件の性質は「CMS運用」か「フロントエンド開発」かで大きく変わります。WordPressやShopify(PageFly含む)などのプラットフォーム中心なら更新・公開オペレーションを含み、React/Vue/Nuxt/Next.jsなどが見える案件はコンポーネント実装やテスト、デザインシステム運用まで視野に入るため、参画前に自分の担当範囲と求められる深さを読み分けることが重要です。
参画前に確認したいポイント
まずは担当範囲が「マークアップ中心」なのか、「JavaScriptでのUI実装まで含む」のかを明確にしておくとミスマッチを避けやすいです。LP制作や更新運用が中心でも、フォーム最適化やインタラクション追加が日常的に発生する案件もあるため、どこまでを自分が責任範囲として持つか確認が必要です。
次に、CMSの有無と種類を確認しましょう。WordPressのテーマ編集やプラグイン前提の実装があるのか、Shopify運用で商品登録やテンプレ紐づけ、画像最適化(WebP変換など)の定常タスクがあるのかで、必要な経験が変わります。公開オペレーションやチェックリスト作業の比重も、事前に把握しておくと安心です。
最後に、開発・制作プロセスを確認することが重要です。Git運用(レビューの有無、ブランチ戦略)、デザインデータの受け渡し方法(Figma/XD/PSD)、品質基準(アクセシビリティ、クロスブラウザ、パフォーマンス)、コミュニケーション頻度(定例参加、即時レスの期待値)などをすり合わせると、参画後の進め方が具体化します。

